英語を喋れるようになるまで何時間かかる?短時間で習得するポイントを解説
現代社会では、英語を話す能力は非常に重要なスキルとなります。世界共通の言語である英語を習得することで、国際的なビジネスや文化交流が可能になり、人生の幅が広がることでしょう。
しかし日本人が英語を習得するには、膨大な時間がかかると言われています。本記事では英語を喋れるようになるまでにかかる時間と、早く習得するためのポイントをご紹介します。
英語学習に必要な時間の真実
英語を習得するために必要な時間は、個々の学習者の母国語、学習方法、目標、そして経験に大きく左右されます。
英語習得の時間に関する研究
英語習得にかかる時間は、多くの研究によって様々な結果が示されています。
外国語を習得するために必要な時間に関する一般的な指標として、アメリカ国務省が提供するデータがあります。 このデータによると、英語と母国語の「言語間距離」により習得までにかかる時間が異なるそうです。「言語間距離」とは文法や発音など、言語の類似点が多いほど近く、相違点が多いほど遠いことを意味しています。
英語との言語間距離ごとに、ビジネスレベルまで習得するのにかかる時間は以下の通りです。
言語間距離 | 学習時間 (時間) |
---|---|
カテゴリー1(英語と近い) イタリア語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語など | 600〜750 |
カテゴリー2 ドイツ語、インドネシア語、マレー語、スワヒリ語など | 900 |
カテゴリー3 ギリシャ語、ロシア語、タイ語、ベトナム語など | 1,100 |
カテゴリー4(英語と遠い) 日本語、アラビア語、中国語、韓国語 | 2,200 |
日本語は英語との言語間距離が長いため、2,200時間と最も長時間です。日本の中学や大学で英語を学習する時間は約800〜900時間であるため、それ以外の時間で1,300〜1,400時間勉強する必要があります。
個人差が生じる理由
日本人が英語を習得するのには、一般的に2,200時間かかります。しかしこれには個人差があります。
個人差の要因として代表的なものは以下の通りです。
- 学習に対するモチベーション
- 日々の生活環境
- 性格
特に日本人にありがちなものが、「完璧主義」や「恥ずかしがり屋」な性格です。英語のアウトプットに抵抗を持ち、英語力の成長を妨げます。早く英語力を伸ばしたい方は、勉強のためだと割り切って積極的に英語をアウトプットしましょう。
基礎から応用へのステップ
英語を身につけるためには、いきなり難しいことに挑戦するのではなく、基礎から少しずつステップアップしていくべきです。
以下では初学者の方でも英語を身につけられる、基礎から応用までのステップをご紹介します。
文法の基礎を固める
英語を学ぶ上で、文法の基礎を固めることは非常に重要です。文法がしっかりしていると最低限の英語を話すことができ、自信を持ってコミュニケーションを取れます。基礎が抜けていると、いくら勉強しても身につかないため注意が必要です。
目安は「中学レベルの英文法」です。時制や品詞、関係代名詞など、忘れている箇所があれば確実に学習し直して完璧にしましょう。
英文法の学習法を知りたい方は、以下の記事をご参考ください。
【英語の文法】効率的な勉強法や勉強のコツを徹底解説!
日常会話で使えるフレーズの習得
日常会話で使えるフレーズを習得することは、英語学習の中で非常に重要なステップです。学校や文法の学習で身につける英語以外にも、ネイティブ特有のフレーズのようなものがあります。
よく使われる表現を丸暗記して、積極的に使ってみましょう。
よく使うフレーズの1例
- 「Make sure〜」(必ず〜してね)
- 「Bread and butter.」(収入源)
- 「We will see.」(そのうちわかるよ)
これらのフレーズを習得することで、基本的なコミュニケーションがスムーズに行えるようになります。
バリリンガルの公式Instagram (@balilingirl) では今日から使える英語フレーズを日々投稿しています。
リスニングとスピーキングの向上
リスニングとスピーキングのスキルを向上させることは、英語を流暢に話すために非常に重要です。実際の会話を通じて、リアルタイムでの理解力と反応速度を鍛えることができます。
- 毎日英語のニュースやポッドキャストを聞く
- 英語での日記をつけることで、考えを英語で整理する練習をする
- ネイティブスピーカーの友達と話す
日常生活で英語を使う機会を増やすことで、自然な形でリスニングとスピーキングのスキルを高めていくことができます。
短期間で英語を習得するコツ
英語習得には膨大な時間がかかります。そのため、できるだけ短時間で習得できないかと考えるのが普通でしょう。
以下では短期間で英語を習得するためのポイントをご紹介します。
毎日の習慣を作る
英語を短期間で習得するためには、毎日の習慣が非常に重要です。継続的な学習は、知識を定着させ、スキルを向上させるための鍵となります。
- 朝の時間を利用して新しい単語を学ぶ
- 通勤・通学中に英語のポッドキャストを聴く
- 夜、日記を英語で書く
これらの習慣は、忙しい日常の中でも英語学習を継続するための工夫です。特に、日記を英語で書くことは、書く力だけでなく、考える力を英語で鍛える良い方法です。
実践的な学習ツールの活用
英語を短期間で習得するためには、実践的な学習ツールの活用が不可欠です。オンラインプラットフォームやアプリケーションを駆使することで、効率的に学習を進めることができます。
以下は、英語学習において人気のあるツールの一例です:
- Duolingo:ゲーム感覚で楽しみながら学べる
- Anki:カスタマイズ可能なフラッシュカードで語彙を強化
- HelloTalk:ネイティブスピーカーとの言語交換が可能
これらのツールを活用することで、文法や語彙だけでなく、実際の会話能力も向上させることができます。特に、HelloTalkのようなアプリを使うことで、実際のネイティブスピーカーとの交流を通じて、リアルな会話練習が可能になります。
ネイティブスピーカーとの交流
ネイティブスピーカーとの交流は、英語学習において非常に重要な要素です。実際に英語を話す環境に身を置くことで、学習者は自然な会話の流れや、日常的に使われる表現を身につけることができます。
ネイティブとの交流を通じて、実際の会話でよく使われるフレーズやイディオムを学ぶことができます。身近にネイティブスピーカーがいない場合は、オンライン英会話やイングリッシュカフェの利用が効果的です。
生の英語に触れることは英語力向上に最適です。ご自身が続けやすい方法を探してみましょう。
語学留学で集中的に学習
語学留学は英語習得の最短ルートといっても過言ではありません。毎日集中して英語を勉強できます。海外で生活するため、買い物や現地の人との会話でも英語を使用するため、より実用的な英語を習得可能です。
語学留学では自分のレベルに合わせたレッスンが組まれ、最適な教育を受けられます。日本では学びにくいスピーキングや発音を学ぶ絶好の機会です。
学習者は実践的な英語力が身につくだけでなく、文化的な理解も深まります。英語学習を集中的に行いたい方や、必ず結果を出したい人にはおすすめの方法です。
まとめ
今回は英語を喋れるようになるまでにかかる時間について解説いたしました。日本語と英語は言語間距離が長いことから、日本人が英語を取得するには2,200時間もかります。少しでも早く身につけるためには、継続的に学習を行うことが重要です。
まず英文法の基礎を完璧にマスターしたのちに、英語をアウトプットすると良いでしょう。オンライン英会話や英語学習アプリなど、ご自身に合った方法で継続することが大切です。
確実に成果を出したい方には、語学留学がおすすめです。日本から出て英語漬けの生活になることで、ネイティブな英語を身につけることができます。
バリ島の語学学校「バリリンガル」では、日常英会話コースをご準備しております。特に発音やスピーキングに力を入れており、日本人訛りを取り除いて自信を持って話せるようになります。
いつでもお問い合わせやご予約を受け付けておりますので、どうぞご気軽にご連絡ください。
コメント