脱苦手意識!英語嫌いを克服する方法
英語を学ぶ上で、苦手意識や嫌悪感を持つことは決して珍しいことではありません。しかし、これらのネガティブな感情は学習効率を下げ、進歩の妨げとなり得ます。
本記事では、英語嫌いを克服し、学習への意欲を高めるための方法を紹介します。
英語学習は楽しくやらないと勿体無い!
英語嫌いの根源 = 学校の教育
英語嫌いになってしまう一番の理由は、受けてきた学校教育にあると言えるでしょう。日本の学校では、残念ながら英語を楽しく教える方法がほとんど取り入れられていません。教科書を暗記し、文法の暗記、単語テスト、と机に向かって一方的に詰め込む古い学習方式が一般的でした。
そのような環境では、英語の楽しさは全く感じられず、つまらなく感じるのは当然です。実際に英語を話す機会もほとんどありませんでした。英語は努力する程、苦痛を感じる存在でしかなかったのです。
多くの人が、そうした学校での経験から英語への興味を失い、嫌悪感さえ抱くようになったのだと考えられます。しかし、英語がつまらない、面倒、というのは、あくまで学校教育の中で植え付けられた思い込みに過ぎません。このマインドセットさえ変えれば、英語は楽しく、おもしろい言語になり得るはずなのです。
英語を楽しむための3つのコツ
ではどうすれば、そうした英語への苦手意識を取り払い、英語を本当に楽しめるようになるのでしょうか。ここが最終兵器の核心です。簡単に言えば、次の3つのコツを心がけるだけで、英語嫌いは解消できるはずです。
1. 英語を「コミュニケーション道具」と捉え直す
多くの人は、英語そのものを目的化してしまっているのが問題です。英語は目的語ではありません。英語はあくまでも世界中の人々とコミュニケーションを取るための「道具」でしかありません。道具に対して、ストレスを感じる必要はまったくありません。
母語で話すように、リラックスした気持ちで英語を使えば、抵抗感は自然と薄れていきます。確かに間違えることもあるでしょう。しかし、外国人は文法の完璧さよりも伝えたいことが通じることの方が大切であり、そこまで厳しくは判断しません。失敗を恐れずに英語を使う経験を積み重ねることが何より大切なのです。
2. 英語での「アウトプット」の機会を増やす
日本の英語教育では、リスニングやリーディングに力を入れがちでした。しかし、英語を本当に身に付けるには、アウトプットの練習、つまり「話す」「書く」ことが不可欠です。受け身の学習ではなく、能動的に英語を「作り出す」経験を積まないと上達するのは難しいのです。
アウトプットの機会を作るために、まずはひとりで過去の経験や感想を英語で書き出してみましょう。次に、ゲームの会話や海外ドラマの台詞を声に出して何度も練習するのもよいでしょう。さらに、フレンドリーな雰囲気の英会話サークルや留学生と友人になるのがおすすめです。
英語の先生に個人レッスンを受けるのも有効な方法の一つです。誰かと実際に会話する機会さえあれば、次第に英語が話せるようになります。
3. 英語ができる自分をイメージする
英語が話せるようになりたいのであれば、まず頭の中で「英語ができる自分」をしっかりイメージすることが大切です。脳はそうした意識の植え付けを受け入れやすい傾向があります。
例えば「自分は海外で英語で道案内をしている」などと、具体的なシチュエーションを想像しながら、英語ができる理想の自分の姿を思い描く。そうすることで、無意識下で英語を「身につけたい」という意思が徐々に強まり、自然と英語学習への意欲が高まっていくのです。
「私は英語が話せる」と、強くイメージし続ける習慣をつければ、長い目で見れば確実に英語力は向上していきます。イメージするだけなので、簡単に始められる実践法と言えるでしょう。
絶対に避けるべき3つのこと
一方で、英語嫌いを克服する際、避けるべき3つの姿勢があります。
1. 完璧を求めすぎない
多くの日本人は、英語に対して過剰なまでの完璧主義を求めがちです。しかし、そうした姿勢が却って英語学習の足を引っ張ることになります。
英語を母語とする人でさえ、文法や発音を100%正しく使いこなせるわけではありません。コミュニケーションが取れさえすれば十分なのです。間違いを過度に気にするあまり、話すこと自体を控えてしまっては本末転倒です。
まずは伝えたいことを優先し、どんどん英語を発信する経験を重ねることが大切です。完璧を求めすぎず、自然体で構わないという心構えを持つことが肝心なのです。
2. 過去の失敗にとらわれない
「英語の授業で先生に間違いを指摘されたから頼りない」「英語が喋れなくてカナダ旅行で恥をかいた」など、過去の悲しい経験や失敗にとらわれすぎると、英語学習への自信を失ってしまいます。
しかし、そうした過去の出来事にこだわり続けても前に進めません。今こそ、その経験を生かして成長する態度が必要なのです。間違いや失敗を恐れていては、二度と英語は上達しないでしょう。
過去を経験として生かしながらも、現在に全力を注ぎ、前を向いて邁進する姿勢が何より大切です。失敗はあったものの、英語を続けていけば、いつかは素晴らしい経験に変わっていくはずです。
3. 「できない理由」を探さない
「発音が苦手だから話せない」「単語が覚えられないから英語は無理」など、自分の弱点を理由に、英語を諦める人も少なくありません。しかし、誰だってできることばかりではありません。優れた点もあれば、苦手な部分もあるのが当然です。
問題は、その弱点に思い詰めるのか、それとも強みを伸ばすのか、という点に尽きます。できないことばかりに目を向けていても、英語は一生できるようにはなりません。
代わりに、英語で行ける部分に注力し、少しずつ自信をつけていく。その方が遥かに建設的です。「できない理由」を見つける無駄な時間を省いて積極的に英語を続けていけば、必ず上達できるはずです。
まとめ
本記事では、英語嫌いを克服するための様々な方法を紹介しました。英語が苦手で嫌いという思い込みは、過去の経験から植え付けられた認識にすぎません。この先入観さえ取り払えば、英語は楽しく、おもしろい言語になれるはずです。
「完璧にこなそう」と思うのではなく、純粋に言語として英語を楽しみながら学習すると良いでしょう。
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